帳簿記入 基本

◯取引:

 簿記での「取引」とは、資産・負債・純資産・収益・費用に増減を生じさせる活動のこと。相手先企業と話がまとまっただけ、契約書を交わしただけなどは、簿記では「取引があった」とは言わない。

 

仕訳

◯仕訳とは、何か取引があった際に、以下の処理をすること。

  その取引に関係のある勘定科目を設定

   ↓

  ある勘定科目の増減と、それに伴う相手勘定科目の増減を同時に記入

   ↓

  取引の金額を記入

◯各仕訳をまとめたものを「仕訳帳」という。

 

勘定記入

◯勘定記入とは仕訳をもとに勘定口座に記入すること。転記ともいう。

 

◯勘定口座:各勘定ごとにその増減をまとめたもの。T字フォームとも。記入されていく勘定は相手勘定科目になる。

◯総勘定元帳:勘定口座を一つにまとめたもの。「標準式」と「残高式」がある。

◯相手勘定科目が複数ある場合は、それらをまとめて「諸口」と記入する。

◯借方と貸方を比較して、借方の方が金額が大きい場合「借方残高」、貸方の方が金額が大きい場合を「貸方残高」という。

◯元丁:総勘定元帳の対応する箇所を示したもの。

◯仕丁:仕訳帳の対応する箇所を示したもの。

 

その他

◯主要簿:仕訳帳、総勘定元帳

◯補助簿:主要簿には書かれていない細かい内容が記載されているもの。現金出納帳などいろいろある。